Trader Joe’sのJoeが気になるじょー:その②
ゆうじです。
さあ、続きだじょ〜。
<Trader Joe’sの起源コンビニだった>
Joeはスタンフォード大学でMBAを取得した後(高学歴!)、薬局チェーンのRexallで職を得ました。そして、Rexallがセブンイレブンに対抗するために(おそらく1958年に)ロサンゼルス近郊でスタートさせた、Pronto Marketという5店舗のコンビニの責任者になりました。
しかし、セブンイレブンは手強く、事業は軌道に乗りませんでした。
Recallは店舗の閉鎖を決めましたが、Joeはこれを買い取り、自ら事業を手がけることにしました。
<Trader Joe’sはパクリだった?>
当時、アメリカではTiki Cultureと呼ばれる文化が一大ブームだったそうです。ごく簡単に言えば、ポリネシアン的、南国的なモノやライフスタイルがもてはやされ、建築、音楽、食文化に広く影響したものです。
Pronto Marketを買い取ったJoeは店舗のブランディングをやり直すにあたって、このTiki Cultureを取り入れることにし、店名は、当時流行っていた、レストランチェーンのTrader Vic’sをもじって、Trade Joe’sと名付けられたそうです。
こうして、最初のTrade Joe’sが1967年、パサデナ市で産声をあげたのです。
ある意味、店名はパクリだったのか!ちょっと驚きです。
ちなみに、Trader Vic’sは今も続いています。
https://tradervicsemeryville.com/about/
それから、Trader Joe’sの店舗の南国っぽいデザインとか、店員のアロハシャツは、このTikiの影響が色濃く残っているのでしょう。
<受け継がれるワイン愛>
Joeはアメリカ人がより旅をするようになり、旅先で覚えた味を地元でも求めるようになってきている、というトレンドを感じ取り、全米各地の食品を取り揃えることで、品揃えを他のスーパーと差別化していたそうで、その戦略はあたり、一躍人気スーパーになりました。
また、Trader Joe’sといえば、PB(自社ブランド)商品の充実が大きな特徴ですが、1972年には最初のPB商品をgranola(グラノーラ)を発売しています。
なお、JoeはCaliforniaワインが大好きで、一号店からCaliforniaのワインを片っ端から集めて売っていたそうです。今もその思いは受け継がれていますね!
こうして事業は軌道に乗りましたが、Joeは1979年に会社をTheo Albrechtという人物(ドイツに本社があるディスカウントスーパーチェーンのALDI社の創業者の一人)に売却します。しかし、事業にはCEOとして1987年まで携わり続けました。
疲れたじょ〜。残りはまた次回!お楽しみに!
<参考資料>
https://www.traderjoes.com/our-story/timeline
https://en.wikipedia.org/wiki/Trader_Joe%27s
https://www.rd.com/food/fun/trader-joe-history/
https://www.thedailymeal.com/history-trader-joes/41714
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