LAで非常時に備える:ここって大丈夫?
ゆうじです。久しぶりに、防災について書きたいと思います。今回はハザードゾーンについて。
日本では、おそらくほとんどの自治体が「ハザードマップ」(災害時に被害が想定されるエリアや避難場所を示した地図)を作成、公開していると思いますが、ふとロサンゼルスでもあるのだろうか、と調べていたら、こんなサイトに行き着きました。カリフォルニアの州知事が所管すると思われるCalifornia Governor’s Office of Emergency Servicesが公開している、その名も”My Hazards”。
http://myhazards.caloes.ca.gov
スクショはこちら。
検索欄にPost Codeを入れると、周辺の津波やLiquefaction(液状化)リスクのあるエリアやFalut(断層)の位置がこの図のような感じで表示されます。地震だけではなく、洪水や山火事リスクもカバーしています。
なお、地滑りと断層については、カリフォルニア州の環境省が作っている下記のサイトがより詳しいです。
https://maps.conservation.ca.gov/cgs/EQZApp/app/
こうしたサイトは、新たにカリフォルニアで家探しをしている方、あるいは引越しを検討している方のリサーチに役立つのではないかと思います。
家探しといえば、LAでは2016年に、市が地震で倒壊するリスクがある建物を公開して、2年以内に直させるという政策を実施していたそうで、開始当初のリストは下記で簡単に探せます。
http://graphics.latimes.com/soft-story-apartments-needing-retrofit/
その後の改修状況は、LA市の下記サイトで、住所を入れて簡単に検索できます。
物件特定後に、「Retrofit Program Information」を見ると、リスクがある建物かどうか、その後補強工事をしたか等の情報が見れるようになっています。当局も意外とちゃんとやってるんだなあっ(失礼!)。
https://www.ladbsservices2.lacity.org/OnlineServices/?service=plr
もちろん災害は想定を超えてくるものなので、自分の住んでいる家や建物にリスクがないとされていても、安心できるものではありません。ですが、最低限のチェックとして、調べてみては如何でしょう。
ところで、こうして色々調べても見当たらないのが、「避難場所」情報。日本では学校や大きい公園などが、指定されていますが、当局が指定するものはないようです。これが自己責任社会の厳しさ(?)なんでしょうか。
無いものは仕方ないので、マップを見ながら、家族で事前に相談しておくのが良さそうですね。
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