Urban Lightとディカプリオ | カリスマい夫婦の備忘録
Urban Lightとディカプリオ

Urban Lightとディカプリオ

どうも、ゆうじです。

ロサンゼルスにお住まいの方、あるいはロサンゼルス好きの皆様、Urban Light(s)をご存知ですか。

LACMA(ロサンゼルスカウンティ美術館。カウンティって?と思った方は、こちらの記事参照)の建物の外、Wilshire Blvd沿いにある、街灯が狭いところに密集して立っている、あれです。

こちら、オフィシャルサイトです。

https://collections.lacma.org/node/214966

地図はこちら。

夜になるとライトアップされ、一際たくさんの人が集まって歩き回ったり、自撮りしていますが、私自身はそれを横目に眺めて通り過ぎるばかりで、実は立ち寄ったことはありません。

で、見たところ、単にライトを並べたシュールで前衛的なゲイジュツだと思っていたのですが、調べてみると、もっと深い意味のある作品なのです。

Urban Lightは2008年2月にChris Burten(1946-2015)というアーティストが手がけた作品です。

街灯は実は全て本物で、その数202本。

1920年代、30年代にロサンゼルスの各地で実際に使われていた街灯を集めてきたものです。正確には、20年かけてコツコツ集めてきた街灯コレクター(!)から譲り受けたそうです。

日の出と日の入りに合わせ、自動で点灯/消灯する仕組みになっているのですが、今年2018年2月、10周年を記念して、全てのランプを白熱灯から、LEDに切り替えています。

$26,000ほど費用が掛かったそうですが、これは、レオナルド・ディカプリオ財団が提供したとのこと。さすがハリウッドの街ですね。

ギリシャ建築のようなクラシックなデザインの街灯を、過剰なまでに一箇所に集め、さらにエコまで追求する。なんとなく、アメリカらしさの滲むアートだなと思います。

ちなみに、これを作ったChris Burden氏、若い時はアートあるいはパフォーマンスとして、アシスタントに自分の腕を銃で撃たせたり、ロッカーに数日間閉じこもってみたりと、とかなりぶっ飛んでいたようです。でも、晩年に、ロサンゼルスのランドマークの一つになりつつある作品を生み出せて、良かったですね。

(参考サイト)

http://www.latimes.com/entertainment/arts/la-ca-cm-lacma-urban-light-20180214-htmlstory.html

https://unframed.lacma.org/2018/02/06/story-urban-light

 

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