朝の挨拶問題(その2)
“Good morning,Yuji. How are you?”
という朝のお決まりの挨拶に対して、
“I am fine. Thank you. And you?”
という中学1年生の教科書の最初に習った表現が、反射的に出てしまいがちなのですが、渡米してしばらくして、気づいたのは、アメリカ人がfineという言葉で答えるのを、まずもって聞かないということ。
fineとは「まあ大丈夫です」という、やや含みのある表現なので、ポジティブな返事としては使われないようです。
一方で、よく聞く返事は、”Great!” や”I am good”です。
Fineが口から出ないようにするのも訓練が必要で、刷り込みって厄介だなあと思う次第ですが、実は、もっと難しいのは、そのあと。”And you?” の部分。
すれ違いざまの挨拶で、How are you?に答えたあと、即座に相手に聞き返す。その心と口と舌の余裕がなかなか無いのです。
結果、会話は、自分が答えるだけの、一方通行。
なんだか、相手に関心の無い横柄な奴になったみたい。これではまずいと、再び、アメリカ人のやり取りを観察。
そして、同僚から盗んだ一つのテクニックは、”Yourself?”という聞き方。一語なので言いやすいです。
つまり、”How are you?”に対して、”Good. Yourself?”という感じで返すのです。
すると、相手は、”I am great.”などと、答え、これで会話が完結したという安心感が得られます。この間のスピード感は2−3秒。なんだか、朝から疲れます。
しかし、月曜日になると、”How was weekend?”なんていう変化球も出てきたりして、挨拶の悩みは尽きません。。。
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