「クセがすごい」グリンチとDr.Seuss(追記あり)
どうもゆうじです。
最近、街中の映画の宣伝でよく見るこのキャラ、ご存知ですか。
名前はグリンチと言います。米国では「The Grinch」日本でもそのまま「グリンチ」というタイトルで公開中です。ちなみにgrinchには「場を白けさせる人」という意味があります。
お世辞にも可愛いと言えないくせ者キャラで、余計なお世話ながら、関連グッツの売り上げも心配になりますが、実はこれ、米国の絵本作家Dr.Seuss(1904〜1991)の絵本を原作とする映画です。
Dr.Seuss(ドクター・スース)は米国では非常に有名で、小学校などでは、もはや巨匠扱いとなっています。
彼の誕生日である3月2日は「Dr.Seussの日」とされ、ウチの子の学校でも、好きなSuess本を持って校庭を練り歩くというイベントが開催されるほど。
日本で(無理やり)例えれば、(恐れ多くも)谷川俊太郎と五味太郎をフュージョンした感じでしょうか。最強です。
そんな最強Dr.Seussの作風は、一言で言うと、クセがすごい。
造語で無理やり韻を踏んだナンセンスな詩とか、何の動物だかわからないキャラとか、奇抜な色使いとか、一度見たら忘れられないインパクトがあります。もちろん、ストーリーだって一癖も二癖もあります。
こちらは代表作の一つ、「The Cat in the Hat」
映像化されている作品も多いですが、グリンチは今回が初めてではありません。直近は2000年。まさかの実写版です。
こ、怖い。。
実は私、これだけ紹介しておいて、この映画を見たわけではないんです。まずは入門編ということで、この2000年バージョンをレンタルしようかなと。
ところで、私自身が読んだことのあるDr.Seuss作品で一番好きなのは、「HORTON HEARS A WHO!」
ゾウのHORTONがある日、ホコリの上に住む、目に見えない小人たちの声を聞き、その存在を信じない他の動物から守ろうとしますが、HORTONほど耳が良くない動物たちには声が聞こえず、小人のいるホコリを乗せたクローバーを打ち捨てようとしたり、騒ぎを起こしたHORTONを捕らえようとします。HORTONは存在を証明するために、小人たちに大きな声を出すよう、必死に呼びかけ協力を求めて、、、という話なのですが、ハラハラするストーリー展開にページをめくる手が止まりません。
そして、自分の信条を貫くこと、知恵をしぼること、簡単に諦めないこと等々、人生のエッセンスが詰まっていて、ちょっと泣きそうになりました。
素晴らしいです。Dr.Seuss、すごいのはクセだけではない!
この作品も比較的最近、映画化されています。これも年末に観ようかな。
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