アメリカでゆるく糖質制限(10):LAKANTO
どうも、ゆうじです。
久々の「アメリカでゆるく糖質制限」シリーズですが、今回はLAKANTOを取り上げます。
LAKANTOとは羅漢果という果物からの抽出物を利用した実質糖質ゼロの甘味料で、日本では「ラカントS」という商品が知られています。
原料の羅漢果は、名前を見るからになんとなく、スゴそうで、ありがたい名前ですが、中国南部に位置する桂林が原産のウリ科の多年生つる草本だそうで、その薬効は古くから知られ、「長寿の神果」と呼ばれてきたそうです。
ちなみに羅漢はお坊さんの名前に由来しているそうで、英訳はその名もMonkfruitとなります。
この羅漢果は薬効に加えて、強い甘みがあり、ラカントSが使う高純度エキスは、砂糖の軽く300倍の甘みがあるそうです。エキスを原液で飲んだらどうなるんだろう。。。
このラカンのエキスの最大の特徴は、舌で甘みを感じても、体に吸収されない成分のため、血糖値を上昇させることがないということ。そして、ラカンのエキスを使った甘味料がラカントSというわけです。
ただし、この「ラカントS」に、ラカンのエキスはたったの1%しか使われていないようで、残りはトウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分「エリスリトール」が使われています。
では、なぜエリスリトールだけではダメなのか、ラカンエキスは、単なるイメージ戦略ではないのか、と穿った見方をしてしまいますが、どうやら、ラカンはエリスリトールよりも、砂糖に近い味を持っており、その強烈な甘さから、微量を加えるだけで、いい感じに砂糖っぽい味にできるということのようです。
確かに、我が家でも「ラカントS」を使ったことがありますが、砂糖の代わりに使って(砂糖と同量で代替できるのも便利)、肉じゃがを作っても、おいなりさんを使っても、全く違和感なく、子供達も何も気づきませんでした。
ちなみに、「ラカントS」のメーカー、SARAYA様のWebサイトは、羅漢果とラカントSへの愛情であふれていて、その効能や歴史、開発秘話まで熱く語られています。
こちらは、羅漢果を掘り下げたその名も、https://www.lakanka.jp
で、かなり遠回りしましたが、話をLAKANTOに戻すと、ある日ロサンゼルスの地元スーパーをウロチョロしていて、ふと目に入ってきたのがこの商品。「LAKANTO MONFRUIT SWEETNER」ということで、まさにラカントです。
悟りを開いて光に満ちた仏様のようなロゴが印象的で、神秘さえ感じます。「これで糖質ゼロ?オーマイブッダ」という、アメリカ人のボケが聞こえてきそうです(聞こえるか)。
このLAKANTO、日系スーパーにて割高価格で買う「ラカントS」より断然お得(多分半額くらい)なので、即買いし、後日、アマゾンではさらに大きいサイズもあって、安いということを知り、以来アマゾンで購入しています。
しかし、これ、LAKANTOという名前ですが、ラカントはSARAYA様の商品名であり、ひょっとして「パクリ」ではないかという一抹の不安が頭をもたげます。LAKANTOのWebサイトで見ても、コンタクト先がLAKANOTOとなっていて、何者なのかよくわかりません。
しかし、SARAYA様のWebサイトで歴史を見ていると、
https://www.lakanto.jp/history/
おお!SARAYA様が自ら米国に進出して、販売している商品ではありませんか。
しかも2007年となっており、今や10年を超える歴史があるのです。いやあ、よかったよかった。
きっとこれまでの米国での道のりも楽なものではなかったでしょう。しかし、今や糖質制限やKETOが広まりつつあるアメリカでも、急速に売り上げを伸ばし、アメリカ人の健康管理に一役買っているに違いありません。
頑張れSARAYA!って、なんだかSARAYAの話になっちゃいましたね笑。LAKANTO、一度お試しあれ。
(ちなみに、下記はサイズが同じLAKANTOとラカントの日米アマゾン価格比較。中身が全く同じだとすれば、米国の方が安いですね)
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