発見発見大発見!
どうもゆうじです。このタイトルにピンとくる方、いますか?
実は、これ80年代に学研が作成した「九九の歌」の歌詞の一部なんです。
私が子供の頃、兄がこれを聞いていて、そのキャッチーさというか、クセの強さから、まだ九九を学校で学ぶ前から、完全に覚えてしまったのでした。
で、時は流れ、我が家でも上の子にそろそろ九九を覚えてもらわねば、と思った時に、この曲のことを思い出しました。
もう30年ほど前の歌だし、カセットテープだったから、音源を入手することは困難だろうと思っていたのですが、ありました。さすがYouTube。
これです。これ。
一の段から九の段のそれぞれに、違うテイストの曲が用意されていて、バラードっぽかったり(4の段)、ロックっぽかったり(6の段。洒落か?)、演歌っぽいコブシが効いていたり(8の段)、全く飽きさせません。
そして、また気になるのが、その歌詞。最後に、このような印象的な歌詞が出てきます。
「発見発見大発見、マルバツだけが答えじゃない、楽しい九九を覚えちゃおう」
こちら、この部分の直前からの再生です。
今改めて考えてみると、「九九」とこの「大発見」(マルバツだけが答えじゃない)の関係がよくわかりません。九九は覚える上では、マルかバツしかないはずです。なのに、なぜそんなことを言うのでしょうか。
私の仮説では、これは、作詞者による「人生って、マルバツだけが答えじゃないんだぜ」と言う子供達への、(九九とは全く無関係の)メッセージだと理解しています。
九九の歌なら子供達がみんな聞くから、そんな子供達に、生きていく上で、大事な気づきを伝えたかったのではないか。
そう思ったら、なんだか恐ろしく深みのある歌に聞こえてきます(歌詞のほとんどは九九ですが笑)。
実は、作詞者の星みつるさんは、その後「ひとりで できるもん!」の製作者として広く世に知られることになる放送作家/クリエーターの方で、今も教材開発などで活躍されているようです。
こちらのサイトでは経歴の「1987年〜」に
「星みつる」のペンネームで作詞を手がける(日本初の「九九のうた」を学習研究社から発売)
とあります。
いやいやいや、「九九のうた」は「ひとりで できるもん!」並みにもっと強調してもいい功績だと思います。
だって、我が家でこれをリピートして聞いていたら、上の子はこれまでの苦戦が嘘のように、スラスラ覚え始め、下の子まで歌を口ずさむように。おまけに、私とあっちゃんの頭の中でもエンドレスリピート。。。「九九のうた」恐るべし!
ところで、当然アメリカでも、子供達は、九九を暗記しますが、基本丸暗記のようです。
YouTubeで評価の高い、覚え方のコツの動画を覗きましたが、こちらは理屈っぽい覚え方をちゃんと「発見」してます(笑)。
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