諦めない英語(その6:前編):英語学習のラスボス? Toastmastersについて
どうも、ゆうじです。
突然打ち明けますが、海外駐在で英語を使えば使うほど、ネイティブやバイリンガルとの壁、自分の限界を感じます。
最低限の仕事をこなすための英語は時間が解決しますが、そこから一段上を目指すのがなかなか難しい。
語学に王道はなし、ということでどんどん英語を使うことが一番大事なのですが、駐在員であっても、他の駐在員や日本語のできる米国人、あるいは本社とのコミュニケーションが多ければ、その機会も限られてきます。
そんな悩みを感じながら、ある時存在を知ったのが、Toastmastersでした。Wikipediaによる簡潔な説明を引用すると、下記の通り。
話し方、パブリック・スピーキング(大勢の人前で話すこと)、リーダーシップ・スキルの上達を目的とする、アメリカ発祥の国際的な非営利教育団体。
実際の運用は、自主運営のクラブが数多くあって、そのどこかに登録して、定期的な会合に参加することになります。
英語の勉強ではなく、英語で勉強するというところが特徴。つまり、ネイティブもノンネイティブも関係なく、話し方を磨くために参加する会なのです。
英語学習者にとってのハードルはなかなか高い。ワタクシのモットーは、「とりあえず突撃」「恥かいてナンボ」ですので、まずは勤務先から近いクラブを検索して、連絡先にコンタクトして、見学に行ってみました。
クラブの探し方はこちら。
https://www.toastmasters.org/find-a-club
LA近辺だけでも、こんなにたくさんのクラブがあるのか!と驚きます。
会合の開催の曜日や頻度、時間帯も様々です。
ではClubの会合では、具体的に何をするのか。大きく分けて2つのセクションがあります。
一つは、Prepared Speechと呼ばれ、事前に用意したスピーチを5−7分などの決まった時間で話すパート。もう一つは、Tabletopicと呼ばれ、その日の司会役が、回答者を指名し、質問を投げかけ、指名された人は、即興で答えを考え、2−3分で話すというもの。
Prepared SpeechにはEvaluatorが予め決まっていて、スピーチの感想や改善点を述べます。
また、会合の最後には、Prepared SpeechとTable topicsのそれぞれについて、Best Speakerの投票も行われます。
全体の司会をしたり、スピーチを話したり、評価したり、あるいは時間を計ったりと、色々な役割がありますが、そのいずれも、毎回、参加者が自らサインアップする仕組みになっています。いろんな役割を経験して、リーダーシップを磨く、というコンセプトです。このことからもわかるように、会は本部の指導や支援、教材の提供を受けながらも、運営はクラブのメンバー自身が担います。なので、会費も毎週会合があるところで、半年で60ドル程度(あくまで目安です)と、非常にリーズナブルです。
さて、いざ見学をしてみると正直、ビビりました。
参加者は20名ほど。自分より若い人が多く、殆ど皆ネイティブ。
そんなわけで、会合のレベルも高い。というか、もっと正確に言えば、ワタクシのリスニング能力が乏しいので、何を言っているか、なかなか、聞き取れません。
そして、聞き取れた限りにおいて、構成がしっかりしていて、メッセージも明確。しかもアメリカンなジェスチャーやジョークを交えたりしています。
言ってみれば、英語学習のラスボスのような存在。これ、無理だわ、と思い、入会は断念しました。
しかし、やっぱり気になる。あのクラブの参加者みたいに、堂々と英語を話せるようになりたいという思いが湧いてきます。
そして、改めて検索すると、なんと勤務先の目と鼻の先にクラブがあることがわかり、そちらも見学してみることに。すると、会合の内容は上記のClubと近しく、英語のハードルは高いのも同じなのですが、参加者が10名足らず、しかも、年齢層が高めで、なんだかアットホームな感じ。
これなら下手くそな英語でも笑って許してくれるかも?と思い、入会するに至りました。1年ほど前の話です。
入会後のゆうじの運命は如何に!
後編に続く。
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